廻窯舎
日々の暮らしに静かに寄り添う、夫婦が紡ぐ陶芸の形
京都大学の陶芸部で出会った二人が、生活の真ん中に陶芸を据え、共に歩みながら生み出す器。それぞれが自然や風景、土地の文化からインプットしたものを、緻密な計算と手仕事の温もりで形にしています。
- 工房名
- 廻窯舎
- 作家名
- 多賀洋輝 多賀楓夏
- 活動拠点
- 京都
京都大学の陶芸部で出会い、作陶への熱意を共有した二人が立ち上げた工房。妻は会社員を経て陶芸の道へ、夫は農学部での研究の傍ら陶芸を事業化。互いの得意分野を生かしながら、植物や自然の造形、絵本や文学の世界観といった多様なインスピレーションを器に落とし込んでいます。
自然の法則と文学の風景を、器という道具に込めて
陶芸はアートでありながら、毎日手にする「道具」でもあります。夫は自然界の法則や民族文化を体系的に捉え、陶芸の構造的な制約を突破するデザインへ昇華。妻は宮沢賢治ら故郷の文学や、絵本から得た色彩のリズムを作品に宿らせます。二人の異なる視点が交差することで、生活に馴染む器が生まれます。
夫婦の対話から生まれるデザイン
一緒に料理を作り、バードウォッチングに行き、同じ時間を共有する二人。生活リズムの真ん中に陶芸があり、日々重ねる対話と共通の価値観が、器の使いやすさやフォルムに反映されています。
自然や文化を体系的に捉えた造形
「葉っぱの形も器の形も同じ公式で捉えられる」という独自の視点。自然の構造や世界中の文化をインプットし、先人たちの技術や道具の歴史を紐解きながら、新たな器の形を構築しています。
文学や絵本の世界観を宿す色彩
パウル・クレーの色彩や、ミヒャエル・エンデ、宮沢賢治といった文学作品の挿絵や風景からインスピレーションを受けています。故郷、岩手県の物悲しくも美しい自然の情景が、作品の根底に流れています。
【廻窯舎】多賀洋輝、楓夏 / 陶芸家夫婦が紡ぐ手仕事の物語
京都の静かな工房で、土に向き合いながら作品を生み出す陶芸家夫婦の多賀洋輝さんと楓夏さん。大学の陶芸部で出会ったおふたりは、時間をかけて言葉と手仕事を重ね、作陶を中心に回る心地よい暮らしを築いてきました。自然の理や旅の風景、幼い頃に親しんだ物語の色彩が美しく織り込まれた器の背景には、飾らない日々の情景と、手仕事への誠実な想いが息づいています。
インタビュー記事を読む →